延期東京オリンピックの政治責任。

安倍首相は3月24日、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長と電話会談し、「1年程度の延期」を提案。IOCのバッハ会長もこれに同意し、東京五輪の開催延期が決まった。斯くして、新型コロナウイルスの影響で、延期東京オリンピックの2021年夏の開催が濃厚になった。

東京オリンピック1年延期の、安倍首相の会見では、「すべての関係者の健康を守り、新型コロナウイルスの封じ込めに協力するため、IOC理事会は4週間を目途に大会開幕日の変更を含めたシナリオ変更の検討に入った。これは私が申し上げた『完全な形での実施』という方針に沿うものであり、仮に困難な場合にはアスリートの皆さんを第一に考え、延期の判断も行わざるを得ないと考えている」と会見している。

予定通り7月24日に東京オリンピックを開催するとなると、一番のリスクを背負うのは、世界中から選手及び観客を受け入れる「日本国民」である。新型コロナの第一陣は「中国武漢発」で日本に入って来た。今、新型コロナの第二陣が「欧州経由」で、イタリア、フランス、ドイツ、スペイン等々から入ってきている、そして、7月24日に東京オリンピックを開催したら、間違いなく、世界中から日本に新型コロナが入ってきてしまう。

令和2年2月29日「今後とも国民の健康と安全を守ることを何よりも最優先に、必要な措置は躊躇なく実施する考えであります。」と会見して、「春休みまでの一斉休校」を国民に要請した。ところが、東京オリンピック1年延期の会見において、安倍首相は「アスリートの皆さんを第一に考え」とは言ったが、7月24日に東京オリンピックを開催したら、間違いなく、世界中から日本に新型コロナが入ってきてしまうのに、1年延期の理由には「国民の健康と安全を守ることを何よりも最優先に」と一言も発せなかった。

東京オリンピック開催は、1年延期なのか、2年延期なのか、取り沙汰されていたが、なぜ「22年夏案」は消えたのか。「国民の健康と安全を守ることを何よりも最優先に」ではなく、「アスリートの皆さんを第一に考え」と会見したところに、「アスリートファースト」は口先だけで、「安倍ファースト」の思惑が透けて見える。結局、「国民の健康と安全を守ることを何よりも最優先に」ではなく、「アスリートファースト」は口先で本音を隠す「大義名分」で、本心は「安倍ファースト」の東京オリンピック1年延期であった。嘘つき首相の嘘は国民みんな気づいている。国民は「愚か」ではない。

2020年の開催地に選ばれた時には、コンパクト開催を売りにしていたが、福島の復興五輪で予算が膨らみ、また夏開催のために予算がかさみ、マラソンの札幌開催が予定外の出費になり、新型コロナのパンデミックにより延期せざるを得なくなり、延期による予算を組み直さなければならなくなった。延期するも「地獄」、いっそ返上(辞退)すれば、延期に伴う予算がかからないと思っていたが、「安倍ファースト」のために国民は予算の負担を負わなければならなくなった。東京オリンピックは、アベノミクスの「成長戦略」であったので、どうしても「返上(辞退)」はできないのだろう。しかし、「成長戦略」で見込んだ「入って来るお金(収益)」と、費用としてかかった「予算(出て行ったお金)」の収支決算を計算すれば、2020年の東京オリンピックは随分「高くついた」。見込んだ「収益」とかかった「費用」の、どちらが大きいのか。

これから、延期東京オリンピックを開催、成功させねばならないが、新型コロナで凹んだ日本経済を、更に延期東京オリンピックの総費用が重くのしかかる。「返上(辞退)」も令和大不況であるが、延期東京オリンピックももはや「成長戦略」たり得ない。新型コロナの直撃を受けた日本経済に重くのしかかる、延期東京オリンピックは、日本国民を「令和の大不況」に落とす「地獄」の道である。民主党は「悪夢の民主党」と安倍首相が呼んだが、安倍与党自民党は、今後「地獄の安倍自民党政権」と呪詛されるだろう。

誰が、東京オリンピックを「延期」させたかったんだ。私は「返上(辞退)」やむなしと思っていた。誰のための東京オリンピックなのか。東京オリンピックを誘致しなければ良かったと、後悔しているのは私だけだろうか。新型コロナが制圧、終息し、延期東京オリンピックが閉幕した暁には、東京オリンピック誘致の総括と、政治責任をしっかり検証、追及しないで置くまいぞ。

結局、延期東京オリンピックを実現したかったのは、グータッチをして喜んだ安倍首相だけ。日本国民は、延期東京オリンピックを正直素直には喜べない。延期によって更にかさむ大会負担を、素直に喜ぶ日本国民は一人もいない。延期東京オリンピックは、表向きの「大義名分」は「アスリートファースト」。東京オリンピック「1年以内の延期」の、一言も「国民の健康と安全を守ることを何よりも最優先に」とは言わなかった安倍首相の本心は。「安倍ファースト」。「自分」のため、自分の権力維持のための延期東京オリンピックを中止できないのである。詰まる所、「(安倍)自分」のことしか頭にないし、国民のためなどという「無私」の精神などこれっぽっちも持ち合わせていない男である。血も涙もない男だから、人間の命など所詮他人事である。人が一人死のうが、血も涙もない。憲法改正だって、日本のデモクラシーのための憲法改正ではなく、自分のこと、自分のため、自分の祖父岸信介悲願の憲法改正である。首相は、自分のことしか考えていないから、平気で嘘をつく、嘘つき首相である。そして、日本の首相は自分のことしか考えていない、薄っぺらな人間なんだと、ようやく気づいた。これが日本の首相、安倍首相の正体だ。延期東京オリンピックを正直素直に喜べないが、安倍首相のために延期東京オリンピックの負担に堪え、地獄の道、「令和の大不況」に落ちていく。日本国民は、黙って「地獄の安倍自民党政権」を呪詛するしかない。

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